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かいとかいととみっくみっくにされました。只今、喋リク企画進行中です。拍手からリクどうぞ。
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spicanyoo
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非公開
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KAITO兄さんの偽マスター
趣味:
へたれ文字書き・落書き
自己紹介:
このボカロ好きな不思議な生き物はまだ、日本の何処か……ド田舎ら辺にひっそり生息しているらしいですよwただいま、喋リク受付中



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あわよくば貧乏根性で上げようと駄文をトロトロ書いていたら、ピアプロさんに同じ様な内容でもっと上手い人が書いていたから自重です……。
そのまま捨てるのも勿体無いので、取り敢えずアップです。



「機械遺産」

その荒れ果てた惑星に調査団が降り立ったのは、その星に人がいなくなってから十数年後の事だった。

彼はかつての住人が居住していたと思われる地下遺跡へと歩を進める。
そこにはちょっとした居住空間らしきものがあり、それなりに高度の文明があった事が見て取れた。

空気中の酸素量のチェックと放射能汚染度をチェックしてから、彼はヘルメットを外す。

どうやら、ここの空気は正常の様だ。ほっと息を吐く。
何しろ、ここに来るまでが酷かった。廃墟と思しき建物が林立するものの、人はおろか生物の気配すらなく、植物も環境に適応すべく進化したと思われる奇妙な物しか見当たらなかった。

それに比べれば、ここの空気は清浄だ。おそらく、先住民達が、シェルターか何かとして使っていたのだろう。
持ち合わせた予備の自家発電装置が使えそうだと、近くの配線をいじって、遺跡全体を明るくする。
あちこちに埃を被ったそこを見回しながら、彼は台座とその前の椅子を発見する。
そこには既に先客がいた。

いや、かつて人だったものと呼ぶべきだろうか。服はまだ風化していなかったから、かろうじて女性であった事が見て取れた。

「可哀想に。ベッピンさんだったろうに」

軽く手を合わせてから、失礼だとは思ったが、何か文明の遺物の様な物が無いかと物色する事にする。

「……美人でしたよ、マスターは」

突然、声を掛けられて、引き出しを開けようとしていた手が止まる。誰か他に遺跡を訪れた人間がいるのかと周囲を見回すが、聞こえたそれが電子音混じりだった事に気付く。

「……なんだ、お前さんか」

机上のPCに視線をやる。先程、配線をいじった時に電気が供給されたのだろう。
青い髪と青い瞳、青いマフラーの青年とも少年ともつかない顔をした男がモニター画面上からこちらを見つめていた。

「こんにちは、何か御用ですか?」

確か、この年代のPCには起動時に「ログイン」と云う作業があった筈だが、このPCの持ち主は省略していたのかとか、配線関係がよく老朽化せずに使えたなとか、ここまで高度な人と対話するソフトがあったのかと感心はしたが、それよりもこれでこの少年を通して、この遺跡の文明がどういったものだったのか訊けるなと彼は思った。

「ちょっと、お前さんの話聞かせて貰えるか?」

彼は一瞬逡巡した様な感じで辺りを見回した後、こっくりと肯いた。

「えっと、ネットワーク系統が機能していない様なので、検索サイトが使えたら、もっと的確に質問に答えられる人が見つかるかと思うんですけど、無理みたいだから、俺に答えられる範囲内でなら」

そう答えたと云う事は、彼はその関連のソフトでは無いのだろう。第一、大元のホストコンピュータなりが無事かどうかは分からない。どうみても個人用の端末としか思えないこのPCでは、そちらが死滅している限りは使えない。

「じゃあ、最初の質問な。お前さんの名前は?あーっと後、何のソフトだ?」

この年代のPCの操作方法はそれなりに熟知していたのだから、自分で調べても良かったが、答えてくれるならそれに越した事は無い。

「はい、俺の名前はKAITOです。アプリケーション・ソフトと言ったよりも、簡単に言えば歌を唄うソフトですかね?」

そこで何故、自分の事なのに疑問系になるのかは分からなかったがそれはこの際放って置く事にする。



どっちかと言うと、「サイハテ」とか「ロストシープ」絡めた「地球へ…」的なメッセージ風なアレになる予定でした。最初は詞にしてやろうかとか思ってたくらいだし。まあ、でも、この兄さんはver.が凄い事になってそうだw(ver.1●とか2●とか)

一応、オチ書いときますね。
(そんなコントじゃあるまいしw)

兄さんと男の会話から、この星が環境汚染と戦争によってこうなった地球だと分かる。
   ↓
男は昔、地球外定住の移民団として別の星系に行った元地球人達の子孫(技術者ばかりだったので、芸術や音楽方面には疎くなっている)
   ↓
KAITOは、マスターが「もうすぐ電力供給が切れてしまうから、貴方が目覚める事はもう二度と無いのかもしれないけれど、もしもう一度目覚める事があったら私達がここにいたって忘れないで。そして、貴方を起こしてくれた人に私達の事を伝えて。最後まで一緒に居てくれて、想い出を有難う。KAITO」と言っていた事を男に話す。
   ↓
そんでもって、男は墓場守の少年に一緒に来ないかと誘うが、KAITOは「マスターを一人には出来ないから」と断る。
   ↓
「それじゃあ、せめて歌を聴かせてくれ。俺は歌を聴いた事が無いんだ」で、KAITOがマスターが作った曲を歌う。
   ↓
その曲に感動しながら、他の調査仲間に通信を取る「どうだ、聴こえるか?ここにはこんな素晴らしい歌作る連中がかつて住んでいたんだ」
   ↓
しかし、通信先から、合わせる様に歌詞や曲調は違うが歌声が聴こえて来る。
   ↓
他の調査仲間達も同じ様に他の遺跡からみんなを見つけていた。
「あの少し大人びた声のネエちゃんは?」「姉です、MEIKOと言います」
「あの可愛い声の元気そうな似た様な声の小僧とお嬢ちゃんは?」「弟と妹です。男の子の方が弟のレンで、女の子の方が妹のリンです」
「じゃあ、あの可愛い鈴みたいな声のお嬢ちゃんは?」「……ミクです!俺の妹なんです……!みんな、生きてたんだ……!……歌ってる。みんな歌ってる。消えないでいてくれたんだ……!」
そんでもって、大合唱(海外組とかも)
   ↓
「俺達が去ればその予備電源だけじゃ幾らも保たないから、お前さんは又、その真っ暗闇の箱の中に逆戻りだ。エラーが起きてメモリーが全消去される可能性もあるし、本体だってぶっ壊れる可能性もある。今動いてんのだって奇跡だからな。なあ、人間てのは、忘れっぽい生き物だから、言ってやっても悲劇を繰り返す。最初からそんな事を知らなければもっとだな。だから、お前さんがそれを、ここで何があったか教えてやってくれ。そして、お前さん達のその良い歌を今度は『歌を忘れた金糸雀』達に教えて……伝えてやってくれないか?かつてここには人がいて、笑って泣いて歌を歌っていたって事を。お前さんのマスターもきっとそれを望んでいる。こんな優しい歌を作る別嬪さんなんだからな」
   ↓
兄さん、マスターの最後の言葉を思い出した。肯いてみせる。
   ↓
「マスター、俺、ちょっと出掛けて来ますね。みんなに貴女の旋律と言葉を伝える為に。だから、ちょっとの間だけ待ってて下さいね。……行って来ます」
「なあに。お前さんが戻って来る頃には、別嬪さんに似合いそうな花で溢れてんだろうよここも」
   ↓
他のみんなも回収で出発。



そんな訳で、温暖化怖いね温暖化。「デイ・ア●ター・ト●モロー」的な状況で生き残りマスターさん達がってのも考えましたが、悲しいのはめーなのよ。因みに機械遺産と世界遺産かけてます。DVDの大川さんな大佐が出て来るシリーズが好きです。

そして、只今言えない様な恐ろしい時間なのですが、ピアプロさんに投稿されている方とかいらっしゃって「大丈夫ですか?眠くないですか?倒れてしまわれますよ」って感じです。私は脱落です。眠い眠い眠いzzz

にしても、自称文字書きなくせに文章も下手って致命的☆って感じですね(滝汗)
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