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かいとかいととみっくみっくにされました。只今、喋リク企画進行中です。拍手からリクどうぞ。
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このボカロ好きな不思議な生き物はまだ、日本の何処か……ド田舎ら辺にひっそり生息しているらしいですよwただいま、喋リク受付中



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はい、ガ●パレとかひ●らしとかハ●ヒのエ●ドレスサマーのネタバレされたくない方は全力で回避して下さったら良いと思うんだフラグです。

後、またやらかして御免なさい。この曲本気で大好きなんです。

……うん、思い付いたのは良いものの、冬混みから春混みにかけて忙しくて書けなかったから放置しといたら、まさか御本人様がハッピーエンド(?)補完してくれるとは思ってなかったんだ……。その名曲を今日まで気付かないとか普通に有り得ないと思うんだ(反省)

↑凄い好きです!特に後半部分!

そして、以下の駄文&メモはこの名曲の事を全く踏まえずに書いた物です。残骸として放置してくので、物笑いの種って事で、思う存分、嘲笑して下さいwww
後、前回(http://spinyoblue.blog.shinobi.jp/Entry/104/)の犯行と、



↑桜笹餅氏の替え歌をポロポロ拾っているので、御参考戴ければかと。

 

*

それは遠い遠い昔、とある国のお姫様と王子様の為の物語―。

砂浜を一人歩いていた少女は、ふいに立ち止まって水平線の彼方を見つめた。先人達は海のあの向こうにはこの世の果てがあって、そこに行けば逢いたくても逢えなくなってしまった人にも逢える、天の世界に通じていると言った者もいたらしい。両手で大事そうに抱えていた小さな小瓶に目を落とす。この辺りの古い伝承では「願いを込めた羊皮紙を小瓶に入れ、海に流したら願いは叶う」のだそうだ。

「―このメッセージが貴方に届きます様に」

彼女は愛おしそうに小瓶に口付けた後、遠い海の向こうへ届く様にと、海へと流した。
その小瓶は暫くはゆらゆらと波に揺られていたが、やがて水平線の向こう側へと消えて行った。

*

リン「いやあ!!何で?どうして?レンが海に落ちたんでしょ?助けに行かなきゃ。どうして、出航しようなんて云うの?!あの子、きっと溺れているんだわ。今すぐ助ければ間に合うわ。ねぇってば!!」
大臣「王女様、もうあの者の事はお諦め下さい。この高さから落ちたのでは助かりますまい。それよりも、国で民達が王女の御帰還を心よりお待ち申し上げております」
リン「……わざと落としたのね」
大臣「これはまた異なことを。私とて、あの召使の身は案じておるのですよ?」
リン「レンを探しに行きます。これは命令です」
大臣「王女、あまりその様な我侭をおっしゃられる様では困りますな」
リン「我侭では……」
大臣「あまり我侭を言われる様では、次は貴女様の番ですよ」
リン「……!」
大臣「そうですな、次の代わりは王女のお気に入りの親戚筋のあの可愛らしい幼子にでも王女を務めて戴きましょうか」
リン「あんな小さな子を巻き込まないで!」
大臣「では、分かっておりますな?」
リン「……ここは大臣に任せます」
大臣「王女の命だ、出航せよ」
リン「レン、ゴメン。レン……。でも、ここでアイツの思う通りにさせたら、国じゅうの皆が不幸になるから。だから、生きていて。せめて貴方だけでも逃げて。レン……」

 *

レン「一度目は何も分からない内に、君だけが奪われた。二度目は僕だけがいなくなれば君が幸せになれると信じていたのに、結果的に君を悲しませ苦しませた。漸く、気が付いたんだ。僕らは双子だ。二つで一つなんだ。どちらかが欠けてたら、いけないんだ。どちらかが罪を背負って犠牲になるんじゃ駄目なんだ。二人で幸せにならなければ、其れ以外の結末には意味がないんだ。だから、僕は……オレは物語を終わらせに行く」

「どうしても行くの?」
レン「リンが泣いているからね」
「また、断頭台に行くだけかもしれないよ?」
レン「それでも、リンが登るよりはマシだ」
「そう、気を付けてね」
レン「君は?」
「……僕は。僕の物語はここでおしまい。『哀れ召使は海の藻屑と消えました』とさ」
レン「・・・・・・そんなの、僕が許さない」
「え?」
レン「一緒に行こう。『レン』」
(※蛇足・海に落ちた方のレン)

*

レン「ううん?」
KAITO「あ、気がついた?」
レン「うわー、寄りにもよって、この世界に来て、視界に一番最初に飛び込んで来たのがコイツって壮絶に嫌なんですが」
KAITO「へ?どうかした?ごめん今聞こえなかった」
レン「いえ、何でも。という事はここは青の国?」
KAITO「うん、そうだけど。よく知ってるね」
KAIKO「お体は大丈夫ですか?きっと海に落ちてしまわれたのですね。海岸に流れ着いてらしたのを私とお兄様が」
レン「あわ、有難う御座います!」
KAITO「いや、溺れてる人がいたら助けるのは当然の事だからね」
KAIKO「貴方は何処からいらしたんですか?」
レン「……僕は、未来から。……いや、絶対に、存在させてはいけない明日から来たんです」
KAITO「へ?」
レン「冗談です」
KAITO「あはは、だ、だよね」

(メモ)

KAITOとKAIKOに結末を抜いて、黄色の国の情勢を説明

青の国に置いて貰う

*

レン「……KAITO王子、一つだけ予言するよ。貴方はきっと恋に落ちる。恋に落ちたら、絶対、その人の手は何があっても離さないで」
KAITO「?レン君?」

(メモ)

KAITOが緑の国に行ってミクに恋する

なんとかミクを助ける

黄色の国の革命の気運が高まる

*

レン「リンが危ない。行こう、黄色の国へ」
KAITO「ああ。がくぽ君!」
がくぽ「どうしたでござるか?KAITO殿」
KAITO「青の国とKAIKOを頼む。これは君にしか頼めない事だ」
がくぽ「承知仕ったでござる」
レン「KAITO王子、アンタ、※覚えてるのか?」
(※桜笹餅嬢の『亜種ノ娘』)
KAITO「へ?何の事?それより、急ごう。レン君」
KAIKO「二人とも、御武運を」

(メモ)

そんでもって、がくぽが青の国の奸臣斬り捨てたりする

黄色の国行って、大臣とレン・KAITO達、斬り合い
(LEONが流離いの剣客で来たりするwww)

断頭台でリンを助けようとする

*

リン「……レン?」
レン「ああ、やっと逢えた。オレの愛しい片割れ」
リン「……そんな、生きてたなんて。嬉しい」
レン「そんなに泣くな。……おっと、久しぶり過ぎて敬語忘れてたな。オレ…・・・僕は君を助けに来ました。王女様」
リン「レン……」
レン「我が名はレン!本来ならば、この国の第二位王位継承者となる者だ!捕らえるならば、先ずは、私を追い落とし、更には亡き者にしようとした挙句、他の真に国を憂う忠臣を惨殺し、そこのか弱い我が姉の王女を利用し国政を思うがままに操り、他国への侵略行為を繰り返した奸臣どもを捕らえよ!」
大臣「何を言うか、小僧。召使の分際で!」
KAITO「彼はもう召使じゃない。青の国は彼の王位継承の正統性を全面的に支持する」
レン「もうお前の好きにはさせない」
大臣「知らん!わしは何も知らん!」
レン「往生際が悪い!お前の悪巧みはもうおしまいだ!」
MEIKO「どうやら、本当に捕らえなきゃいけないのは、あの狸爺みたいよ?どうするの?アンタ達」
市民「この野郎!今まで騙しやがって!大人しく縄につけ!」
大臣「おのれ!」

*

レン「さ、リン」
リン「駄目よ、私には守るべき国民を守れなかった責任がある。緑の国や他の国の人達の命だって……」
ミク「あー、それなんですけど」
KAITO「教煌庁よりのお達しです。『黄色の国の王女の権威は剥奪。身柄は教煌庁預かりとし、改めて、神の御名において裁きを申し渡すものとす。それまで、何人たりとも王女を傷つけるものは神への冒瀆とみなす。尚、統治は第二位継承者レンのものとす』尚、この裁定に不服ある者は速やかに申し出られよ。青の国の王太子の私が責任を持って、教煌庁に意見を届けよう」
MEIKO「あらあら、神様と青の国を引っ張ってこられちゃったら逆らえないわね?で?神様に指名された新しい王様は、この国をどうするつもりなの?」
レン「……オレがどうしたいか分かってるくせに、メイ姐は意地悪だなぁ」
MEIKO「ほら、堂々とみんなの前で宣言してやんなさい」
レン「……私は今日を持って、この国の王政を排除し、私の持つ一切の権利を全て放棄し、国民及び議会に委ねる事をここに宣言する!……国民の皆さん、この国は貴方達の物です。王家を許せとは言いません。その罪はオレが一切償うつもりです」
リン「レンが償うのなら、私だって!」
MEIKO「それを決めるのは教煌様よ。せいぜい、神様にでも祈っておきなさい」

ミク「……大丈夫でしょうか?リンさんとレン君。異端審問とかかけられたりして」
KAITO「あれ?知らなかった?教煌ってLEONの事なんだよ」
ミク「……。アレが?」

*

街外れの小さな港町。
二人はLEONの計らいで、獄中で病死(それか、国外追放の方が良いかな?)した事にされ、名目上は異教の街での布教活動という事で送られて来る(真相は犠牲になった人達の菩提を弔いたい本人達の意思を汲んだのと、居辛いだろうからと云うLEONの優しさ)

リン「……ここから、もう一回始めるんだね」
レン「ああ」
リン「二人なら、きっと大丈夫だよね?」
レン「ああ。僕達は双子だ、二つで一つなんだ。どちらかが欠けてたら、駄目なんだ」
リン「レン……。うん、そうだよね」
レン「リン」
リン「なぁに?どうかした?」
レン「そうだな……、こう言っておくべきかな」
リン「変なレン」
レン「……ただいま」
リン「……おかえり」

MEIKO「本当にこれで良かったのかしらね?物語の結末が気に入らないからって捻じ曲げるだなんて、子供じゃないんだから」
KAITO「良いんだよ、めーちゃん。少なくともハッピーエンドを望んだ人間が一人はいたって事で。どうせ誰の目にも触れない物語なんだし」
ミク「それに、御伽話のお姫様と王子様の最後はやっぱ、『二人は末永く暮らしましたとさ』とかの方が素敵じゃないですか。ねー」
KAITO「ねー」
MEIKO「アンタらには負けるわ、このバカップル達が。でも、私もそんなのは、嫌いじゃないわよ?」
KAITO「あ、赤くなった。めーちゃん可愛い」
MEIKO「……どうやら、ミクの将来の為にも、一度きっちりアンタには引導渡しておいた方が良いみたいね?」
KAITO「あわわ、ご、ごめんなさい!」
MEIKO「こら待て!バカイト!!」
ミク「フフ。……『めでたしめでたし』なーんてね♪二人とも待ってー」

 

え?口調とか名乗りが、ろみ男とじゅり恵っぽくなってる?嫌だな、気のせいですよ。後、色々、問題があってヤバそうなので、教「煌」にしてみたのも。というよりも、お前、『悪ノ~』でガ●パレとひ●らしパロ書きたかっただけだろってツッコミも嬉しいけどノーサンキュー(I know 無能)です(脱走)

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※以下の駄文にはカイミク・マスメイ要素が含まれていますので、ご注意です。そして、大丈夫な方は期待しないで下さい(ガッカリするよ!笑)



レン「ねー、ミク姉、寝ちゃった?」
リン「レンってば、静かにしてよ。ミクお姉ちゃん起きちゃうでしょ」
レン「リンこそ声大きいっての」

MEIKO「二人とも静かにしないと、私からのプレゼントは拳骨になるわよ?」
KAITO「め、めーちゃん、落ち着いて。折角のクリスマスなんだからさ」
MEIKO「分かってるわよ。ったく、アンタらもミクみたいにサンタの存在信じてれば、まだ可愛げのあるものを」

レン「あのさー、MEIKO姐。オレ達の事、幾つだと思ってんだよ」
MEIKO「あーら?もうすぐ1歳のお誕生日じゃなかったっけ?」
リン「もう!MEIKOお姉ちゃんったら。リン達は14歳だもん。生まれた時から14歳だもん!ずっと」
MEIKO「はいはい。こいつらも本当、サンタ待ち疲れて、ソファで寝落ちしちゃうミクみたいな可愛さが、あればねぇ」
リン「むぅ」
レン「ぶーぶー」
KAITO「こら、双子もめーちゃんも喧嘩しないの。プレゼントの準備は?」

レン「オレ達からは、下仁田ネギ1箱」
リン「うん、大変だったよー。ニオイ凄くて」
KAITO「あはは。取り合えず、ニオイでミクが起きない様にビニール袋でも掛けとこうか。姉さんは?」

MEIKO「ん?私はこれよ。九条ネギを使った幻の名酒、ネギ……」
KAITO「……もう良いよ。最後まで言わなくても。ミクは未成年の設定なんだってば」
MEIKO「あら、良いじゃない。少しくらい」
KAITO「そういう訳にも行かないだろ?リンもレンも見てるんだしさ」
MEIKO「(ムカッ)そういうアンタは何用意したのよ。KAITO」

KAITO「それが聞いてよ!ミクの大好きなネギと俺の大好きなアイスが素敵にコラボしたネギア……」

MEIKO「そいやっ!!!MEIKOパーンチ!!」

(バキッ)

リン「はいはい!ロードローラー通りまーす」
レン「MEIKO姉、ちょっとのいてて」
MEIKO「OK。後は任せたわよ」

(WRYYYYYYYYYYYN)

KAITO「……はぁ、酷い目にあった。いきなり殴るなんて酷いじゃないか」
リン「……ゴ、ゴキブリ並の生命力ね」
レン「ちっ。しぶとい奴め」

MEIKO「で?本当は何を用意したのよ」
KAITO「……あー、だから、ネギアイスだってば」
MEIKO「……そういう事にしといてあげるわよ。ほら、さっさとサンタを待ち疲れた良い子をベットに運びなさいよ。この、バカイト!」
KAITO「分かってるよ」
リン「そっとだよ?」
レン「起こしたら、ただじゃおかないからな」
KAITO「はいはい」

MEIKO「……よしっと。ほら、置いたらサンタはさっさと帰るのが鉄則よ」
リン「はーい」
レン「で、オレ達のプレゼントは?」
MEIKO「心配しなくてもちゃんと用意してあるわよ」
リン「わーい」
レン「やりー!MEIKO姐、だから好き」
MEIKO「はいはい。こういう時だけ、調子良いんだから。KAITO?行くわよ」
KAITO「うん、今行くよ。……おやすみ、ミク。メリークリスマス」

レン「うわー。ミク姉のデコに勝手にチューしやがった。明日、言いつけてやろ」
リン「KAITOお兄ちゃんがミクお姉ちゃんの寝込み襲ったって言いつけちゃおう」
KAITO「あ、わ、わ。二人ともどうかこの件は内密に!何でも聞いてあげるから!」
MEIKO「へぇ~?あの甲斐性無しのKAITOがねぇ(ニヤニヤ)」
KAITO「めーちゃんは、ってか、姉さんはニヤニヤしない!」
MEIKO「あら、良いじゃない♪お祭りらしくて」
KAITO「……それ、敬虔なキリスト教徒の人に聞かれたら、下手したら怒られるよ……」

MEIKO「さってと、KAITOからかっててもつまんないし、酒盛りの続きでもしようかしら」
レン「その前にオレ達にもプレゼントだってば!」
リン「MEIKOお姉ちゃん、酔っ払ったら全部忘れちゃうんだもん」

MEIKO「はいはい。アンタらも私に何か寄越しなさいよ?ちゃんと」
レン「子供は貰う日だろ?」
リン「もう!レンってば。お姉ちゃん、ちゃんと二人でお姉ちゃんの分、用意したからね?」
MEIKO「あら、楽しみね?一級酒かしら?」
レン「未成年が買えるかっての」
MEIKO「うふふ、冗談よ」

KAITO「……メリークリスマス。みんな」

 

翌日―

がくぽ「……あー、メリークリスマスでござる」
MEIKO「あら、がくぽ君。いらっしゃい」
がくぽ「つまらない物でござるが、これを……」
MEIKO「あらあら、気を遣わせて悪いわね」
ミク「ほら!やっぱりサンタさんはいるんだよ!」

がくぽ「?ミク殿?」
MEIKO「ああ、気にしないで。それより、上がって、一緒に楽しんで行きなさいよ?」
がくぽ「あ、いや、拙者は……。折角のクリスマス、御家族でお楽しみ召されよ。邪魔をしても悪いでござるし」
MEIKO「なぁに?女の子とデート?」
がくぽ「いや、その様な事は。折角の家族水入らずを拙者が邪魔するのは……」
MEIKO「……KAITO!お料理、もう一人分追加ねー!」
KAITO「何?めーちゃん?……あ、がくぽ君、いらっしゃい」
がくぽ「め、MEIKO殿?!」
MEIKO「ほら、さっさと来なさい。貴方も私の弟分で”家族”なんだから……」
がくぽ「……承知したで、ござるよ」

ミク「ほら、二人とも、サンタさんは本当にいるでしょ?」
リン「さっきから、お姉ちゃん、おんなじ話ばっか」
レン「オレ達の苦労も知らないでさ」

KAITO「ほら、ミクも双子も。遊んでるんだったら、ご馳走あげないよ?少し手伝ってくれるかな?」

リン「うん、分かった」
ミク「あわわ、お兄ちゃんにばっかやらせてゴメン」
レン「へいへい」

KAITO「双子は、物置からパーティ用の大皿を3枚出して来て。ミクは俺が料理作るの手伝って」

ミク「はーい」

レン「……そんな事言って、昨夜の晩みたいにミク姉の事を襲わないでよね?”お兄ちゃん”」
ミク「え?」
リン「お兄ちゃんってば、寝てるミク姉のおでこにチューし……フグッ!」

KAITO「あわわわわ!わー!わー!レン君!リンちゃん!一体、何が要求かなぁ?お兄ちゃんに何でも言ってごらん!聞いてあげない事もない!」

レン「……デコチュー一つでそこまで必死に隠そうとする方がよっぽど、疚しいんですが」
リン「そんなに好きなら、さっさと言っちゃえば良……」

KAITO「そうかー!二人は兄さんとお皿を取りに行きたいのかー!棚に背が届かないかもしれないもんな!全く、二人は甘えんぼさんだなぁ。そういう訳で、ミク。料理の続き、ちょっとやってて貰える?」
ミク「……うん、分かった」

MEIKO「あら?KAITOと双子は?私、ちょっと、マスターの方に顔出して来るからって」
ミク「……物置にお皿取りに行ってる」
MEIKO「あらそう。あら?ミク熱でもあるの?オデコ押さえて。頬っぺたも赤い様だし」
ミク「何でもない!大変!七面鳥焦げちゃう!」
MEIKO「……ったく、我が弟妹ながら可愛いんだから」

レン「もう、しつこいな。兄貴も」
リン「心配なくても、もう言わないよ?お兄ちゃん」
KAITO「本当?良い?くれぐれもミクには俺がミクの寝てる間に襲う様な卑怯な事したなんて言っちゃ駄目だよ?」

がくぽ「……それは真でござるか?」
KAITO「!が、がくぽ君」

がくぽ「KAITO殿はそんな男の風上にも置けぬ様な事をする御仁とは思ってなかったでござるよ!おのれ!そこに直れ!斬って捨ててくれるわ。成敗するでござる!覚悟!」
KAITO「うわー!うわー!誤解だって!」
がくぽ「ええーい、言い訳するか。見苦しい!」
リン「電柱でござる!電柱でござる!あれ?殿中だっけ?ねー。レンー、どっちだっけ?」
レン「良いから、巻き込まれるから逃げるぞ」

マスター「……何だか、騒がしいなぁ」
MEIKO「うふふ、羨ましいですか?」
マスター「……あのなぁ。それは、クリスマスを彼女もいないで寂しく過ごす、俺へのあてつけか?全く、底意地が悪いな。MEIKOは」
MEIKO「おかげで、今年も安心して楽しく過ごせます」
マスター「は?どういう意味だ?それは」
MEIKO「マスターに彼女なんて出来て、クリスマス一緒に過ごすなんて言われたら、私、心中穏やかでいられないもの」
マスター「あのなぁ。俺がお前一筋なのは知ってんだろ」
MEIKO「だから、今年もここに来たんじゃないですか。マスターが寂しくない様に」
マスター「はいはい、有り難うな」
MEIKO「嘘。私が逢いたかったからに決まってるじゃないですか」
マスター「MEIKO……。あのさ、それでプレゼントの件なんだけど……」
MEIKO「?」
マスター「今年は不景気でボーナスが芳しく無かったから、せめてもと、皆で歌える様な曲作ったんだが、アイツら怒るかな?」
MEIKO「マスター、私達の事、忘れてません?」
マスター「え?」
MEIKO「私達は、VOCALOIDですよ?今まで貰った中で最高のプレゼントです……」
マスター「MEIKO」
MEIKO「マスター」
マスター「何だ?」

MEIKO「メリークリスマス。今年も貴方の隣にいられて幸せです」
マスター「……俺の方こそ有り難う。メリークリスマス」

 

終わってしまえ……(溜息交じりで)
そして、ウチの兄さんへのプレゼントは明日にでも。取り敢えず、今日はゆら姐さんから貰った、A●Aの無料引換券でもくれようかと思います。ゆら姐、有り難う!ほらよ、兄さん。ダ●ツじゃないけどな。

KAITO「ええ?!良いんですか?わー!お姉さんは神様の様な人ですね!クマと違ってwww本当に有り難う御座います!わー」

え?ダ●ツじゃないけど。

KAITO「アイスに貴賤はありません」

外出て、雪でも食ってて下さいwww

KAITO「何言ってるんですか。良いですか?そもそもA●Aも物凄く高いんですよ?それを……」

はぁー、始まっちゃったから、しばらく放って置こうwwwん?あれ?この辺のスーパーって、何処かで売ってたっけ?……ま、いっか♪(冗談ですよ、本当に有り難う御座います♪)
はい、阿呆やってないでとっとと寝ます。後、言い忘れ。メリークリスマスです。

(追記)某所で皆でリンレン誕生祭やってますが、ぼけた年寄りの記憶違いでなければ2日フライングでは?確か冬混みの後で秋葉寄ったら、発売されたばかってやってたよね?と思った事で、実は自分が兄さんの存在知ってから1周年だと(ミクちゃんはそれ以前に知ってた)云う事に気が付きましたwww

ぼけるにも程があります。兄さん、何かいる?

KAITO「初音ミク」

(目をそらしつつ)うーん、一周年記念に何やろ。
でも、2月の兄さんの誕生日に取っておくのもありだし。ぼちぼち考えるよ(脱走)

20XX年 年末

 

KAITO「そんなの、納得行かないから!」
MEIKO「うっさいわね、バカイト。少しは落ち着きなさいよ」

KAITO「でも、めーちゃん。これが落ち着いていられる?」
ミク「良いってば、お兄ちゃん。私はもう納得してるんだから」
MEIKO「張本人のミクが納得してるんだから、私達がとやかく言う事じゃないでしょ?」
KAITO「だけど、マスターの作品の出来もミクの歌い方も最高なんだよ?あの放送局のプロデューサーさんも『今年は行けるかも』って行ってたのに。それなのに、このスポーツ新聞のコメントの『ウチの番組の賞は伝統のある物だから、作り物―VOCALOID-は出せれない』って、納得行かないから!」
レン「ミク姉のCDの方がよっぽど売れてる歌手もいるのにな」
リン「うん、お姉ちゃんの方が上手いのにねー」
レン「案外さ、『機械』のオレ達に抜かれるのが怖いのかもしんないね」
ミク「そういう事じゃないと思うの。私の歌なんて、まだまだだし。それに別に私は出なくても平気だよ?元々、最初から選ばれるなんて思ってないもん」
リン「そんな事無いよ!ミク姉、いっぱい売れてたし、テレビにもいっぱい出てたもん!」
KAITO「……やっぱり、TV局に抗議して来るよ」

MEIKO「だーから。落ち着け、この馬鹿☆」(ゴスッ)
KAITO「めーちゃん、いきなりグーは痛いよ~」
ミク「大丈夫?お兄ちゃん」
MEIKO「アンタがあんまり馬鹿で分からんちんな事言うからよ」
KAITO「あう?」

MEIKO「そんなの、一番辛いのは張本人のマスターとミクに決まってんでしょ。その本人達が良いって諦めてるんだから、アンタがとやかく騒ぐ事じゃないでしょ。それに、アンタは騒いでTV局に殴りこむだけだから良いわよ。そんな事して、後でミクがどうなると思ってるの?それこそ、週刊誌やワイドショーに『初音ミク、兄を使っての売名行為』だの『自己アピール?そんなに出たいのか』とか好き放題書かれるのよ?!そんなスキャンダルの時点であのTV局的にはアウトよ。それに、確実に決定下したTV局のお偉いさんには目付けられるだろうし。アンタ、自分の可愛い妹分がそんな好奇の目にさらされたり、ましてや、あのTV局から仕事干されても良いと思ってるの?」
KAITO「あんな分からず屋のTV局には用は無い!それより、ミクのプライド傷つけられた方が問題だ」
ミク「いや、私は別に……」
レン「そうは言っても、あのTV局の仕事、結構デカいんですけどー」
リン「アタシ達にも時々、回って来るよねー」

KAITO「そうだけど~。ミクはそれで本当に納得してるの?」
ミク「うん、仕方無いよ。やっぱり、皆で今まで頑張って作り上げて来た物を壊されたくないって気持ちも何となく分かるもの。そこが人間だけの居場所で、私がその中に入ると邪魔だって判断した人がいるんだったら、仕方が無い事だよね、多分」
KAITO「だけど、俺達にだって、心や気持ちはあるんだよ?それを全部否定されたかの様なこんな選ばれ方して。本当に納得行くの?」
レン「そうだよ!VOCALOIDは凄いんだって、アンタらが『作り物だ』って、馬鹿にした奴らはこんなに凄いんだって、人間にだって負けてないんだって所見せてやろうじゃん。な?ミク姉」
ミク「……あう」
MEIKO「アンタ達ねぇ!ミクが我慢してんのに……」

がくぽ「まあまあ、MEIKO殿もKAITO殿もレン殿も落ち着くで御座る。それで、ミク殿。ミク殿はどうなるのが一番望ましいと思っているで御座るか?拙者達、その様に動くで御座るよ」

ミク「……私は、皆と一緒が良い」

リン「ふぇ?」
KAITO「ミク?」

ミク「そんな選ばれなかった賞とかどうでも良いよ。それよりも、私の為に本気で怒ってくれたお兄ちゃんやレン君やリンちゃん。心配してくれてるお姉ちゃんやがくぽさんやマスターと一緒に年越し出来るんだから、それだけで嬉しいよ」
MEIKO「ミク……、アンタって子は。嬉しい事言ってくれちゃうんだから」
リン「ミク姉」
ミク「ね?皆でおコタ入ってミカンとかお蕎麦食べようね。あ、お兄ちゃん。私のお蕎麦、ネギ多めにしてね♪」
KAITO「……。分かった、丼一杯に刻んどいてあげるよ……」

 

大晦日当日―。

 

ミク「はれ?皆、何処行っちゃったんだろ?そろそろ、除夜の鐘始まっちゃうのに」
KAITO「-そこのお嬢さん」
ミク「お兄ちゃん?どうしたの?皆は?」
KAITO「あー、皆はちょっと。それより、良かったら、俺と一緒に出掛けないか?」
ミク「?今から?初詣なら、明日、皆で行くよね?」
KAITO「良いから、おいで」
ミク「???」

KAITO「……ゴメン、遅くなった!」
MEIKO「このバカイト!もう少しで始める所だったわよ」
ミク「???」

司会『たった今、KAITOさんに連れられて、初音ミクさんが到着しました!これで、主役が全員揃いましたね。マスターさんもスタンバイOKですね?それでは、歌って戴きましょう!曲名は……』

ミク「……へ?」
KAITO「あのTV局が歌わせてくれないってのなら、他の局の裏番組にお願いしちゃおって、ね」
がくぽ「KAITO殿の提案で、MEIKO殿が局の偉い人に頭を下げてくれたので御座るよ」
MEIKO「これでもミクに隠すの、大変だったのよ?」
KAITO「ミクがさ、一緒にいたいって言ってくれたの、嬉しかったから……」
ミク「お兄ちゃん……、お姉ちゃん」
リン「アタシ達は何も出来なかったけど、今日、一生懸命、ミク姉と一緒に歌うね♪」
レン「ほらほら、主役の一人が泣いてる暇無いんじゃないの?」

ミク「うん!」

―その翌年のスポーツ新聞には、その前年の年末、あるTV局の放送した生放送が他のTV局を一時的に押さえ、瞬間視聴率1位になったとの見出しが躍ったのだった―





某赤と白の対決の候補者に初音さんの名前が無くてむしゃくしゃしてやりました。今は反省してると良いなぁ(他人事の様な遠い目)

多分、お気遣いの紳士P辺りっぽいマスターさん(http://spinyoblue.blog.shinobi.jp/Entry/15/ http://spinyoblue.blog.shinobi.jp/Entry/34/
←こちらを参考)です。



KAITO「うわー、マスター。一面の向日葵畑、凄いですね!来年は絶対ミクも一緒に連れて来ましょうね!」
マスター「……ああ、そうだな。来年には調整終わって連れ歩けると良いだろうな」
KAITO「はい!」

kyoudaiensoku.jpg

KAITO「ミク、あれ見てごらん」
ミク「ふわぁ!すごーい!わー、凄いね、お兄ちゃん!」
KAITO「あ、ミク!いきなり飛び出したら駄目だよ」
マスター「こらこら、そういうKAITOも車道に飛び出さない様にな」
子連れの主婦「ウフフ、仲の良い御兄妹ですね。息子さんと娘さんですか?」
マスター「……あ、はい、有難う御座います。そんな様なものです。元気過ぎて手に負えなくて」
子連れの主婦「元気なのが一番ですよ」

マスター「……まいったな、私は独り身なんだけどな」

kyoto.jpg

マスター「KAITO、おやつにアイスは入らないと言っただろ?リュックにアイス入れただろう。溶けてるじゃないか」
KAITO「あう、だけど、食べたかったんですよ。山頂で食べるアイスもまた、格別だと思うんですよね」
マスター「何処か途中で売ってるんじゃないか?ミクもそのネギは?」
ミク「山頂で食べるんですよ!」
マスター「あー、分かったから振り回すのは止めなさい。他の観光客さんに当たるだろ」

kotokai.jpg

マスター「ミクは?」
KAITO「はしゃぎ疲れて、車の中で寝ています」
マスター「そうか、ミクも楽しんでくれたみたいで良かったよ」
KAITO「ねぇ、マスター」
マスター「ん?」
KAITO「やっぱり、ミクも連れて来て、良かったでしょう?」
マスター「ああ、そうだな。来て良かった。……お前もだよ。KAITO」
KAITO「へ?」
マスター「……あの時(ミクを購入しに行った時にKAITOも連れて来た事)、お前も連れて来て本当に良かったと思ってる」
KAITO「マスター……。有難う御座います……」
マスター「……で、お前はどうだったんだ?今日は少しでも楽しめたかい?」
KAITO「勿論です!」
マスター「そうか、それは何よりだ……」
KAITO「また、来ましょうね。マスター」
マスター「ああ」



引率のお父さん(マスター)も大変ですね、と云うそんだけの話です(妄想乙!)

ピアプロ様に投げ込んで来た(←大迷惑!)素材にもならない透過GIFを乱用して、そこら辺にあった写真を適当にくっつけただけなのですが、いやはや、素人撮影でお恥かしい限りです。
しかも、携帯カメラ撮影だから、画像処理ソフトで少しでもぼやかせないと、そのまま使用出来ない程の人並み以下の腕前写真と云う。あれ?おかしいな。学生時代に写真新聞部にいた事もあったのにな???あれか。実体は廃部の危機に名前貸しただけの幽霊部員だったのがマズかったか(←マズい以前の問題)

あう、何書いてるか、分からなくなって来たから、もう寝逃げって事で!おやすみなさい!zzz

 むかしむかしあるところに、にんぎょうつかいのおじいさんとうたのうまいしょうねんがいました。
 しょうねんのかみとひとみはあおく、おきにいりのマフラーもかみやひとみとおなじ、きれいなあおいそらのいろをしていました。
 かれはじつは、おじいさんがつくったうたをうたう、にんぎょうでした。かれのなまえはKAITOといいました。おじいさんがまだしょうねんとおなじくらいのせたけで、おなじくらいのねんれいだったときに、おじいさんのところにきて、それいらい、ふたりはいっしょにうたをうたいながらとてもなかよくくらしていましたが、やがてときがすぎ、おじいさんのかおにしわがふえて、こしがまがって、せもちぢんでしまいましたが、しょうねんはいつまでもおなじかわらないすがたでいました。しょうねんはおじいさんがとしをとり、じぶんだけがとしをとらないことがいやでたまりませんでした。
 そして、ことあるごとに「自分も人間になれたら」とくちにするようになりました。
 それをおじいさんは「人間になったら大変だよ」とやさしくさとすのでした。
 しかし、かれはやがてくるおじいさんとのおわかれのひをおもうと、やはりにんげんになれたらとおもわずにはいられませんでした。

 あるひ、とうとうおじいさんがとおくのくにへいってしまうひがやってきてしまいました。
 もうたつこともままならず、ベットによこたわったまま、おじいさんはKAITOをそばによびました。

 「しっかりして下さい。マスター」

 しょうねんは、ねむるじかんがおおくなってしまったおじいさんにひっしでよびかけます。

 「……ああ、KAITO。今まで有難う」

 おじいさんはさいごまでいっしょにいてくれたしょうねんのあたまをなでてあげました。かれとうたってすごしたじかんは、おじいさんにとってたからものだったからです。

 「そんな……!そんな事、言わないで下さい!マスター、置いてかないで下さい!マスターがいなくなったら、俺は……!」

 つづきをひっしでつたえようとするKAITOにたいし、おじいさんはさとすようにくびをよこにふりました。そして、あたまをなでてあげました。

 「おまえは、人間になりたいんだったね」

 しかし、それはおじいさんがいなくなってしまっては、まったくいみがありません。

 「そんなの、マスターがいなければ……!」

 おじいさんはかれのあたまからてをはなして、まどのそとのちいさなきをみつめながらいいました。

 「……人間になる方法を教えてあげるよ」

 いまにもなきそうなかおでうつむいていたしょうねんは、あわててかおをあげました。

 「え?」

 それはいまさらいみがありません。だいいち、そんなまほうみたいなほうほうをきいたことがありません。

 「……先ずは、歌を100曲集めなさい。私が言えるのはここまでだよ。後は内緒だ。続きはこの手紙の中に書いてある」

 そう言って、かなりおおきめのぶあついふうとうをKAITOにわたしました。

 「今、開けたら駄目なのですか?」
 「いいかい?この手紙は必ず、100曲集めてから開けるんだ。どんな歌でも良い。面白い歌、悲しい歌、言葉の分からない歌、替え歌、誰かが誰かの為だけに歌った歌。他にも、いっぱいあるね。そして、それをお前自身が覚えるんだ」
 「記録していくんですか?」
 「ああ、後で歌える様にね……」

 かれには、おじいさんのいいたいことがなんとなくわかるようなきがしました。つまりはいろんなうたをおぼえてうたうことにより、よりにんげんにちかいきもちがりかいできるといいたいのでしょう。でも、それではいみがありません。しりたいのはにんげんのきもちやおもい、かんじょうなのではなく、ほんとうににんげんになるほうほうなのです。にんげんにならなければ、おじいさんをただみおくることしかできません。それに、ほんものかプログラムされたにせもののこころなのかはわかりませんでしたが、すくなくとも、おじいさんとはなれたくない、いやだとおもっているのは、にんげんのこころにちかいもののはずです。

 「歌……マスター?!マスター!寝たら駄目です!しっかりして下さい!マスター!」

 ほんとうはそれがおじいさんのうそだということはわかっていたので、どうかえそうかなやんでいるあいだに、おじいさんのようすがきゅうへんしました。もうじかんはあまりないようです。

 「……いいかい?100曲だよ。どうやら、もう時間の様だ。少し、疲れた。私はもう休むよ……」

 それきり、かれはしずかにとおくのくにへたびだっていきました。

 「……はい、マスター。おやすみなさい」

 KAITOはやさしくふとんをかけなおしてあげながらうなずきました。

 それから、かれはうたをあつめることにしました。
 まさか、おとぎばなしでもないのに、ほんとうににんげんになれるとはおもっていません。おじいさんがさいごにのこしたことばのいみもわかっていました。
 だけど、しょうねんがうたをあつめようとおもったりゆうはそうではありませんでした。かれはおじいさんがにんげんになれるほうほうをかいたという、ほんとうのさいごのことばである「手紙」をよみたかったのです。

 「100曲……」

 それはそんなにとほうもないかずではありません。
 きかいであるかれには、それだけのきょくをおぼえることもくつうではありませんでした。

 やがて、いえのちかくで、すぐに100きょくはあつまりました。
 かれは100きょくめをおぼえたひに、きたいをこめて、おじいさんのてがみのふうをあけました。
 そこには、いちまいのびんせんと、はいっていたふうとうよりひとまわりちいさいふうとうがはいっていました。
 そのびんせんには、「もう100曲集めなさい。そしたら、入っている封筒を開ける様に」とかかれていました。
 KAITOはとてもがっかりしましたが、おじいさんののこしたたのみでもあるので、もういっかいうたをあつめることにしました。

 こんどは、ちかくのいくつかのまちにもでかけたりして、100きょくあつめました。
 やはり、しょうねんは100きょくめをおぼえたひに、いそいでそのふうとうをあけました。
 でも、そこには、まえとおなじように「100曲集めなさい」と書かれているだけでした。

 しかたなく、また、うたをあつめることにしました。こんどはせかいじゅうのなかまたちにたよったりしてひっしにあつめました。
 しかし、ふうとうのなかみは「100曲集めなさい」とのみじかいてがみと、ひとまわりちいさくなったふうとうだけでした。

 またこんどのなかみも、びんせんとふうとうだけだとはおもいましたが、かみのおおきさにはかぎりがあるのだから、いつかはたどりつけるだろうと、KAITOはさいごまでおじいさんのたのみをきいてあげることにしました。かれは、おじいさんのいえのちかくやまちであたらしいうたがおぼえられなくなると、たびにでることにしました。たのしいうたをおぼえるばかりではなく、ときにはかぜにあい、あらしにあい、ふうとうをあけてしまおうかともおもうこともありましたが、うたうことがだいすきなかれはおじいさんののこしてくれたうたをうたいながら、やまをこえ、たにをこえ、いくさきざきのまちでうたをあつめては、100きょくあつめ、ふうとうをあけていくのでした。

 そうしていくうちに、ふうとうのおおきさがびんせんとおなじおおきさになったのでした。
 もうかれには、そのなかみがなにであるのか、はたまた、たとえからだったとして、おじいさんにからかわれただけだったとしても、それでいいとおもいました。おじいさんはやっぱり、にんげんのいろんなかんじょうやおもいをこめたうたをあつめることによって、それらにこめられたうたをKAITOがりかいし、にんげんにちかづけるとかいてあるのだろうとかんがえたからです。
 たしかに、あまりにおおくのうたにふれて、よりにんげんのこころについてしることはできました。しかし、かれはにんげんのこころにふれたかったのではなく、おじいさんとおなじにんげんになって、おじいさんといつもいっしょにいたかっただけなのでした。
 このたびがおわったら、すべてのもくてきははたしてしまったのだから、おじいさんのまつとおいくににいこうと、「強制終了装置」のいちをかくにんしました。そのボタンはほんらいはマスターでなければおしてはならないボタンでしたが、かれにはもうマスターはいません。きめるのはかれじしんです。やっと、おじいさんにあえるのです。ボタンはむかしとかわらず、せいじょうにさどうしているようでした。
 かれは、さいごのふうとうのふうをあけました。びんせんが2まい、はいっていました。

 そこには、おじいさんのていねいなじで、5文字だけかかれていました。

 『生きなさい』

 しょうねんは2まいめのびんせんもみました。

 『私の代わりに、この広い世界の私の行けなかった場所に行って、好きなだけお前の大好きな歌を歌っておいで』

 おじいさんはすべておみとおしだったのです。おじいさんがいなくなったら、しょうねんがあとをおおうとするだろうことを。そして、あんなやさしいうそをついたのです。かれがほんとうににんげんになれるなどとしんじないことはおそらくしっていたのでしょう。そうだとしても、マスターのさいごのねがいはかなえてくれるだろうと。そのあいだだけでも、しょうねんが「強制終了装置」をおさないようにと。あるいは、おじいさんはじぶんのかわりに、たびをしたりうたってくれるKAITOににんげんであるじぶんのすがたをかさねたのかもしれません。そうかんがえると、つらいときにうたったおじいさんのうたがおもいだされました。おじいさんはいつだって、かれのよこにいたのです。

 「……馬鹿ですね、マスター。元々、俺は生きてないんだから、『生きる』も何もないじゃないですか……」

 そういって、KAITOはそのてがみをいつまでもりょうてでだいじににぎりしめるのでした。



 それからしばらくしたあるまちで、こうえんでたのしそうにうたうひとたちがいました。
 かれらは、ひとつのうたをなかよくうたっていました。
 そのなかのひとりがちいさなおんなのこがないているのにきがつきました。

 「どうしたの?ママとはぐれたの?」

 おんなのこはめとほおをまっかにさせてないていましたが、いきなりこえをかけてきたしらないおにいさんにおっかなびっくりこたえます。

 「うん」
 「それは困ったね。良かったら、一緒に探そうか?」
 「ママが、はぐれたら、わからなくなったばしょでまってなさいって」

 すると、おにいさんはいいことをおもいついたというようにポンとてをたたきました。

 「じゃあ、俺と一緒に歌って待ってようか。それなら、ここから離れないし、ママも心配しないよ。ママだって、大きな声で歌えば歌声で居場所が分かるし」
 「でも、おにいちゃんのうたってたおうた、わたししらない」

 さきほど、みみにしたうたをおもいだしながら、おんなのこはいいました。

 「大丈夫。直ぐに覚えられるよ」

 そして、かれはとてもきれいなうたごえで、おんなのこでもおぼえられるようにとゆっくりとうたいはじめました。

 「すてきなおうただね、おにいちゃん」

 しずかにきいていたおんなのこがそういうと、おにいさんはどこかさびしそうなえがおでにっこりとわらいました。
 
 「うん、ありがとう。俺の大切な人が作ったんだ。良かったら、一緒に歌ってくれる?」
 「うん!」

 そして、おんなのこのおかあさんがくるまで、ふたりはいっしょになかよくうたいました。

 「おにいちゃん、バイバイ。おうたおしえてくれてありがとう」

 むかえにきてくれたおかあさんにてをひかれながら、おんなのこはうしろをふりかえりながら、てをふってくれているおにいさんのうしろにひろがっているそらが、おにいさんのかみとひとみと、マフラーのいろとおんなじことがうれしくなって、まんめんのえがおでおおきくてをふりかえしたのでした。





この人、またもや自重出来ずにとうとう駄文までピアプロ様にぽんってして来たらしいよ!(はい、空気読むのって昔から苦手でした)だって、自称文字書きってほざいてるのに、歌詞(0)って寂しいから歌詞書こうとしたら、書けなかったんっですもの!……はい、でも場違いですね。本当にすみません。

で、いつもの調子で書くとかなり鬱陶しい話になりそうだったので、童話調です。こ、これでも鬱陶しっぽい(ガクリ)平仮名のは童話の雰囲気出したかったからなのですが、読み辛くてすみません!

そして、本当に兄さんって何歳設定なんだろう。

(追記)やっと、自分の納得行く形で追加分書き足しました……のかな?
ですが、やはりというか、当然というか、あっちの投稿分はKY状態になってたので、暫く置いたら削除して来ます。……うん、世の中の流れとはいえ、色々難しいね。
いや、その前に、それとは別として、元々、歌詞を投稿する欄に、みんなが楽しめる様な素敵小説置くならまだしも、童話風駄文って何でや、場違い!ってとこが問題ですね。本当にすみませんでした!

リン「お姉ちゃん、見た見た?がくっぽいど!」
ミク「うんうん!格好良いよね!」
リン「どんな声で歌うのかな?早くデュエットしてみたいな」
ミク「楽しみだね♪」
リン「ねー。きっと格好良いんだろうな♪」

レン「……うわ。この一角だけ、茸でも生えてきそうな勢いだし」
じめじめKAITO「……ああ、レン君か」

レン「どうしたんだよ、兄貴。何があったんだよ。落ち込むなんて、いつもの能天気なバカイトらしくないぜ?」
じめじめKAITO「バカイトじゃないよぅ。兄さんだよぅ」
レン「あー!うぜぇ!纏わり付くな!良いから、何があったか話してみろよ」

じめじめKAITO「……やっぱり、がくっぽいど君って格好良いんだろうねぇ……」
レン「ははーん」
じめじめKAITO「……俺より歌も上手そうだし……」

レン「おーい!ミク姉!」
ミク「うん?なあに?」

レン「バカイトが、がくっぽいどの方が格好良さそうだし、歌も上手そうだから、ミク姉ががくっぽいどの事好きになったらどうしようなんて今から悩んでてウザイから、何とかしてくれ」
じめじめKAITO「……ちょっ!待って。レン!何言ってんだよ。そんな事……」

レン「……(ジト目)」
ミク「はぁー」

KAITO「な!そんなジト目で見なくても。ミクもそんな大きな溜め息吐かなくても。ただ別に俺は新しい仲間が気になってるだけだってば!」

レン「……ミク姉、後、頼む」
ミク「了解。有難うね」
レン「リン」
リン「へ?」
レン「行くぞ」
リン「うん。あ、てか、アタシ、別にアンタとのデュエットが嫌だって訳じゃないからね?」
レン「……そん位、分かってるっうーの」

KAITO「……えーと、ミクさん?」

ミク「……お兄ちゃんの馬鹿」

KAITO「あう、御免。何を怒ってるのかは知らないけど」
ミク「悪い事してないと思うなら、謝らない。年長者なんだから」
KAITO「ごめっ……あ、又言っちゃった」

ミク「はぁー……何だって。まあ、良いや。ちょっと耳貸して」
KAITO「?」

ミク「  」
KAITO「……!ミク……」
ミク「じゃ!そんだけ。私もう行くから!」

KAITO「あう、待って!もう一回!じゃなくて、そうじゃなくて、有難うってか、あの、その俺も……」
ミク「あー!わーわーわー!聞こえない!二度となんて絶対に言わないから!わー!」

ミク『例え誰が何て言っても、私が一番格好良いと思っているのはお兄ちゃんだから』

とか、そんな感じ。

はい、ちょっと前記事で自分的に暗くなり過ぎたので、駄文です。
因みに女子編はありませんwww



見物人「うん。流石だな、人間顔負けの良い歌声だったよ」
ミク「うわー、有難う御座います」
KAITO「そう言って貰えて何よりです」
見物人「二人の声もばっちり合って、綺麗なハーモニーだったし」
ミク「はわわ。そんなに褒められると照れます」
見物人「流石、兄妹だな!」
KAITO「……ハハハ。じゃあ、これで」
ミク「お兄ちゃん?どうしたの?腕引っ張んないでよ」

見物人「いやー、凄いじゃんか!リンもレンも」
リン「エヘヘ、有難う御座います♪」
レン「リンのおかげだって」
見物人「うんうん、リンも上手かったもんな」
レン「だろ?リンって凄いんだぜ!歌上手いし可愛いし。それに……」
見物人「?レンってもしかして、ナルシスト?」
レン「……え?」
見物人「だって、リンとレンって双子なんでしょ?あれ?それとも、鏡の中の同一存在だっけ?」
レン「……行くぞ、リン」
リン「レン?急に何?どうしたの?」

レン「……」
KAITO「……」

レン「……双子とか同一存在とかそんなのどうでも良いだろ!リンとオレを一緒くたに考えんな!リンが好きで何が悪い!」
KAITO「……兄とか妹とか後から人間がつけた設定じゃないか!なんで片想いしてるだけでシスコン言われなきゃなんないんだ!ミクが好きでも良いじゃないか!」

レン「あれ?兄貴?」
KAITO「あ、レン。まさか、今の、聞こえちゃった?」
レン「あーっと、少し。兄貴こそ聞いてた?」
KAITO「……御免」
レン「いや、こんな所で叫んでたオレも悪いし」
KAITO「そうだよな、レンの方こそ大変だよな。俺で良かったらいつでも相談に乗るから」
レン「……何だよ、それ。兄貴こそ、こんな所で吐き出してる暇あったら、先ずオレに相談しろよな」

ミク「ねえねえ、リンちゃん。あの二人何話してるんだろうね?怪しいよね!リンちゃん的にはカイレンだと思う?レンカイだと思う?」
リン「うーんっとね、アタシはレンカイだと思うな。ミクお姉ちゃんは?」
ミク「えー、私はカイレンもありだと思う。だって、うろたんとか鬼畜眼鏡とかのお兄ちゃんもいるじゃん」
リン「あ、そうか!そう言われてみればそういうのもあるよねー」
MEIKO「アンタ達、あの二人にはその会話、絶対、聞かれない様にしないと泣くわよ、アイツら。ったく、不憫な子達……」

マスター、レン×卑怯眼鏡KAITO1つ。
バーのマスター「又ですか?お客さん、今夜は読み過ぎですよ」

……はい、すみません。腐女子とか本当すみません。こんな事書きつつも、女の子側からの片想いも超シスコンKAITO(兄妹設定)もレンカイレンも無節操過ぎて自分でもどうかと思うくらい大好物ですよ。因みに主食は両思いですvもうこの人眠くて駄目くさくなって来たので寝ます。本当、御免なさいです。

えっと、サイハテの前的な、だけど暗い話です。苦手な方御注意です。

「貴方、誰?」

それを聞いた瞬間、彼はとうとう来てしまったのだと悟った。
だが、思考回路の一部ではその事象を否定したいとするあまりに、その矛盾に先程から警告音が鳴っている気がするのは多分、気のせいではないだろう。

「……嫌だな、KAITOですよ。マスター。俺、VOCALOIDのKAITOです」

しかし、それでも彼女はまだ知らない者を見る様な目で長身の彼の事を見上げて来る。

「?そんな知り合いいたかしら?何処か外国の方?」
「違うんです、俺は歌う為に……っ!」

その他人行儀な視線に、事前に医師から聞いていた事とは云え、耐え切れずにKAITOは思わず部屋を飛び出した。
人間の体の事は医療用専門ソフトでは無い自分には良く分からないが、マスターが段々と日常の瑣末な事から段々と忘れて行き、次第に症状が進行すれば自分の事も忘れてしまうだろうと云う事だけは分かっていた。とうとうその日が来てしまった。

嫌だ、認めたくない。認めたくない。

先程から、「現状ヲ認識シ、マスターノ最善ノ為ニ対処セヨ」と云う指令と「嫌ダ、マスターニ忘レラレタクナイ。認メタクナイ」と云う感情が交差する。どちらが優先すべきプログラムなのか、”唄う”為のソフトである彼には分からない。

(中略)後から書くかと、多分(自信無し)



「~♪」
彼は心を込めて、大好きな歌を唄った。出来れば自分がこの歌を唄う事で彼女が何かを思い出してくれれば良いと祈りながら。
「あら、その曲素敵ね。何て曲?」
だが、それは虚しい願いで終わってしまった。まるで、少女の様に喜ぶ彼女に彼はぽそりと答えた。
「……これは、マスターの曲ですよ。貴女が作ったんです」


(中略)すみません!書きたい所から書く癖があるので(汗)



「!」
これは、一番最後に彼女が作った曲だ。それを誰かが、VOCALOIDである自分以外の誰かが歌っている。KAITOは思わず廊下を駆け出していた。
「♪」
「マスター……」
唄っていたのは彼女自身だった。それもそうだ。この曲はマスターがKAITOと、お金を貯めたら迎えに行こうねと約束していた妹のミクが楽しくデュエット出来る様にと新しく作っていた曲なのだから、彼女と自分以外が知る筈も無い。その女性ボーカルのパートを彼女が歌っていたのだ。
呆然と立ち尽くすKAITOが、マスターの記憶が戻って来てくれたのかと考えていると、彼女は女性パートの最後の部分を歌いながら彼の方に手を差し伸べた。彼に「歌え」と云うのだ。



えっと、ニコ動の時報来ちゃったので、もう寝ますzzz後、マスターの記憶喪失編とか兄さんのデータが吹っ飛んで記憶喪失編(アンインストールではない)とかも企んでるらしいですよ。
そして、こんな無駄にシリアスぶってる話書いてる最中にエンドレスで流してたのが下の動画です↓



いや、この天才さん達の作品大好きだし。無駄に暗いのもどうかと思ったしw
それにしても、KAITO刑事、格好良いし好きすぎる……!



(追記)エピローグ風会話

「……ごめんね、ミク」
「?どうかしたの?お兄ちゃん」
「ミクだって、本当はマスターが欲しいだろう?……マスターが本当は家出してた元お嬢様だったとかで、家族の人が『本当に有難う。これで、好きな場所に行って、好きな事をして良いよ』って言って大金置いてったんだけど、VOCALOIDの俺には使い途無いからって返そうとしても受け取ってくんないし、それならマスターの叶えられなかった夢を叶えようって、ついミクの事を迎えに行ったけど、こんなのは俺のエゴだよね。本当に御免……。もし、きちんとマスターに出逢いたいなら、今からでも……」

「……私のマスターなら、もういるよ?」

「え……?」
「だって、お兄ちゃんがマスターの姿形、声や想い出、楽しかった事悲しかった事、作った曲を覚えているんでしょ?……だから、私のマスターはお兄ちゃんのマスターだった人だよ」
「ミク……」

「……それよりも、お兄ちゃん。早く何か、歌を教えて!私も歌いたい」
「……うん。喜んで」



うーむ、かなり修正要な感じです。

鬼●マスター(患畜さんの眼鏡装着版)「……KAITO、おコタでアイスは禁止だと言った筈だが?」
KAITO「あばば。だって、アイスは美味しいんですよぅ?特にこの時期はおコタでぬくぬくしながら、食べるアイスは最高なんですよ?マスター。御願いしますよー」

鬼●マスター「言う事が聞けない様なら、アンインストールするしかないな……」
KAITO「あばばばばば」

鬼●マスター「それが嫌だったら、どうするんだ?土下座でもするか?それとも、俺の靴でも舐めるか?」
KAITO「あう……あ!マスター、あれ!……隙あり!」

眼鏡奪取。

鬼●→患畜マスター「く!……あれ?俺どうしてたんだっけ」

KAITO「マスター、一緒におコタで何か食べませんか?」
患畜マスター「はいはい、アイスだって言うんだろ。良いよなー、俺なんか、冬に少しでもアイスなんか食べたら一発アウトで即正露丸のお世話だってのに」
KAITO「まあまあ、みかんありますよ。みかんなら平気でしょ?」
患畜マスター「うん。じゃあ、それ頂こうかな」

KAITO「後、その眼鏡、ちゃんと魔星マスターさんに返して来て下さいね」
患畜マスター「そうだね。最近、視力落ちたみたいだから試しに借りてみたけど、やっぱこういうのって自分に合うの作らないと度が合わないから気分悪くなったりして駄目だって言ってたの本当なんだね。眼鏡掛けた辺りから意識ないや。もしかして、気絶とかしてたの、KAITOが介抱してくれた?有難う」
KAITO「あばば!(……本当の事は言えないな)それよりも、アイスのお代わり早く食べたいですぅ、マスター」
患畜マスター「はいはい。慌てて食べて零しちゃ駄目だからね」
KAITO「はーい(肝に命じておきます)」
患畜マスター「ほら、アイス。何だ、最後の1個じゃないか。又買って来ないとな」

KAITO「……すみません、マスター。俺の所為で」

患畜マスター「え?」
KAITO「だって、マスターは俺の為に苦手なアイス買って来たり見なきゃいけない訳じゃないですか。もう少し自重出来る俺だったり、アカイトだったら……」

患畜マスター「阿呆か。てか、バカイト」

KAITO「?!」
患畜マスター「うちに来たのはお前だろ。お前が来てくれてから、一人暮らしもそんなに寂しくなくなったし、自分の作った歌を誰かに聴いて貰える事も出来た。それをしてくれたのは他でもないお前なんだよ。それはちょっとは愛すべきアイスお馬鹿かもしれないけど、それも個性だ。そりゃ毎回高級アイスとかは無理だけど、KAITOが幸せそうに食べてるのを見るのこっちも好きだし」
KAITO「マスター……有難う御座います」

患畜マスター「それにな。アイス食べるとお腹壊すから苦手なだけであって嫌いじゃないから、アイスの味自体は好きなんだぞ」
KAITO「そんな事言われたら、余計に食べれないじゃないですか」
患畜マスター「阿呆、溶けるわ。俺は徐々に治すから良いの。別に頑張れば治らない訳じゃないんだから。俺に遠慮して、お前にそんな泣きそうな目で横に立っていられる方が余程、胃腸に悪いから。分かったら、アイスさっさと食え。これ命令ってか御願いだからね」
KAITO「……はい!有難う御座います、マスター!」

患畜マスター「俺ももう少し牛乳飲んだりして、KAITOと一緒にアイス食べれる様にしないとな。二人で仲良く食べれた方が楽しいだろ?KAITOも」
KAITO「ええ、それは。……はっ!でも、今日のこれはあげませんからね。だって、貴重な最後の1個……あう、でも……」
患畜マスター「ハハ、いらないから安心して食べな。それよりも、今度からは冷蔵庫のアイス無くなりそうだったら、早めに言うんだぞ。普段食べない物だから、どれ位用意しとけば良いか分からなくって」
KAITO「冷凍庫いっぱいとかどうですか?マスターもちょくちょく買いに行かなくて良いし。結構大変でしょ?」
患畜マスター「おいおい、冷凍食品は何処に入れんだよ」
KAITO「最近の冷凍食品は危ない奴もあるし、マスターそれでなくても体が弱いんだから、もっと栄養のあるもの食べないと駄目ですよ。だから、言ってるじゃないですか。お隣の部屋のお姉さんと一緒になれば良いって。そしたら、俺もミクともっと一緒に歌う事が出来るんだし」
患畜マスター「あのな、少ししか話した事ないから、絶対、隣の病弱なキモいオタ位にしか思われてないぞ、多分」
KAITO「そんな事ないです!あのお姉さんだって、絶対マスターの事好きですよ!何だったら、俺が歌で伝えて来ま……」
患畜マスター「うわー!直ぐにアイス買って来てやるから止めろー!バカイトー!」



終わってしまえ。最初に出て来る鬼●くさい人はただの趣味ですw(てか、色々勘違いし過ぎ)
何か書いてる途中で腐向けくささに気付き(すみません、普段は主食ですw御飯代わりです)慌てて最後の部分だけ路線変更です。
家は平屋ですが何か?人が原稿してる横で家族がおコタアイスしてたので、人が食べれないの知ってるくせに、この野郎と思いながら気付けば思わず書き殴っていました(←うん、羨ましかったんだな)
誰か、唐辛子を下さい。


(オチ→6月1日以降とお考え下さい)

患畜マスター「ごめっ、ダ●ツが値上げしてて、今日の財布の中身じゃ、KAITOが欲しいって言ってた数買えなかったから、ちょっと足りないんだけど」
KAITO「戦じゃー!戦の準備じゃー!販売業者と合戦じゃー!」(←流石にアイス苦手なマスター相手に土下座出来ない)
患畜マスター「ちょ、他のアイスじゃダメ?……って、聞いてないな。ご近所さんに迷惑掛けない程度に帰って来いよー。余所のKAITOもそうだって聞いてたけど、ウチのまで飛び出してっちゃったよ。KAITO同士で暴動でも起こすんじゃないだろうな?まさかな……」



↑オチの元ネタ動画さんです。確かに、兄さんにとっては恋どころではない事態ですね。(汗)

あわよくば貧乏根性で上げようと駄文をトロトロ書いていたら、ピアプロさんに同じ様な内容でもっと上手い人が書いていたから自重です……。
そのまま捨てるのも勿体無いので、取り敢えずアップです。



「機械遺産」

その荒れ果てた惑星に調査団が降り立ったのは、その星に人がいなくなってから十数年後の事だった。

彼はかつての住人が居住していたと思われる地下遺跡へと歩を進める。
そこにはちょっとした居住空間らしきものがあり、それなりに高度の文明があった事が見て取れた。

空気中の酸素量のチェックと放射能汚染度をチェックしてから、彼はヘルメットを外す。

どうやら、ここの空気は正常の様だ。ほっと息を吐く。
何しろ、ここに来るまでが酷かった。廃墟と思しき建物が林立するものの、人はおろか生物の気配すらなく、植物も環境に適応すべく進化したと思われる奇妙な物しか見当たらなかった。

それに比べれば、ここの空気は清浄だ。おそらく、先住民達が、シェルターか何かとして使っていたのだろう。
持ち合わせた予備の自家発電装置が使えそうだと、近くの配線をいじって、遺跡全体を明るくする。
あちこちに埃を被ったそこを見回しながら、彼は台座とその前の椅子を発見する。
そこには既に先客がいた。

いや、かつて人だったものと呼ぶべきだろうか。服はまだ風化していなかったから、かろうじて女性であった事が見て取れた。

「可哀想に。ベッピンさんだったろうに」

軽く手を合わせてから、失礼だとは思ったが、何か文明の遺物の様な物が無いかと物色する事にする。

「……美人でしたよ、マスターは」

突然、声を掛けられて、引き出しを開けようとしていた手が止まる。誰か他に遺跡を訪れた人間がいるのかと周囲を見回すが、聞こえたそれが電子音混じりだった事に気付く。

「……なんだ、お前さんか」

机上のPCに視線をやる。先程、配線をいじった時に電気が供給されたのだろう。
青い髪と青い瞳、青いマフラーの青年とも少年ともつかない顔をした男がモニター画面上からこちらを見つめていた。

「こんにちは、何か御用ですか?」

確か、この年代のPCには起動時に「ログイン」と云う作業があった筈だが、このPCの持ち主は省略していたのかとか、配線関係がよく老朽化せずに使えたなとか、ここまで高度な人と対話するソフトがあったのかと感心はしたが、それよりもこれでこの少年を通して、この遺跡の文明がどういったものだったのか訊けるなと彼は思った。

「ちょっと、お前さんの話聞かせて貰えるか?」

彼は一瞬逡巡した様な感じで辺りを見回した後、こっくりと肯いた。

「えっと、ネットワーク系統が機能していない様なので、検索サイトが使えたら、もっと的確に質問に答えられる人が見つかるかと思うんですけど、無理みたいだから、俺に答えられる範囲内でなら」

そう答えたと云う事は、彼はその関連のソフトでは無いのだろう。第一、大元のホストコンピュータなりが無事かどうかは分からない。どうみても個人用の端末としか思えないこのPCでは、そちらが死滅している限りは使えない。

「じゃあ、最初の質問な。お前さんの名前は?あーっと後、何のソフトだ?」

この年代のPCの操作方法はそれなりに熟知していたのだから、自分で調べても良かったが、答えてくれるならそれに越した事は無い。

「はい、俺の名前はKAITOです。アプリケーション・ソフトと言ったよりも、簡単に言えば歌を唄うソフトですかね?」

そこで何故、自分の事なのに疑問系になるのかは分からなかったがそれはこの際放って置く事にする。



どっちかと言うと、「サイハテ」とか「ロストシープ」絡めた「地球へ…」的なメッセージ風なアレになる予定でした。最初は詞にしてやろうかとか思ってたくらいだし。まあ、でも、この兄さんはver.が凄い事になってそうだw(ver.1●とか2●とか)

一応、オチ書いときますね。
(そんなコントじゃあるまいしw)

兄さんと男の会話から、この星が環境汚染と戦争によってこうなった地球だと分かる。
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男は昔、地球外定住の移民団として別の星系に行った元地球人達の子孫(技術者ばかりだったので、芸術や音楽方面には疎くなっている)
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KAITOは、マスターが「もうすぐ電力供給が切れてしまうから、貴方が目覚める事はもう二度と無いのかもしれないけれど、もしもう一度目覚める事があったら私達がここにいたって忘れないで。そして、貴方を起こしてくれた人に私達の事を伝えて。最後まで一緒に居てくれて、想い出を有難う。KAITO」と言っていた事を男に話す。
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そんでもって、男は墓場守の少年に一緒に来ないかと誘うが、KAITOは「マスターを一人には出来ないから」と断る。
   ↓
「それじゃあ、せめて歌を聴かせてくれ。俺は歌を聴いた事が無いんだ」で、KAITOがマスターが作った曲を歌う。
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その曲に感動しながら、他の調査仲間に通信を取る「どうだ、聴こえるか?ここにはこんな素晴らしい歌作る連中がかつて住んでいたんだ」
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しかし、通信先から、合わせる様に歌詞や曲調は違うが歌声が聴こえて来る。
   ↓
他の調査仲間達も同じ様に他の遺跡からみんなを見つけていた。
「あの少し大人びた声のネエちゃんは?」「姉です、MEIKOと言います」
「あの可愛い声の元気そうな似た様な声の小僧とお嬢ちゃんは?」「弟と妹です。男の子の方が弟のレンで、女の子の方が妹のリンです」
「じゃあ、あの可愛い鈴みたいな声のお嬢ちゃんは?」「……ミクです!俺の妹なんです……!みんな、生きてたんだ……!……歌ってる。みんな歌ってる。消えないでいてくれたんだ……!」
そんでもって、大合唱(海外組とかも)
   ↓
「俺達が去ればその予備電源だけじゃ幾らも保たないから、お前さんは又、その真っ暗闇の箱の中に逆戻りだ。エラーが起きてメモリーが全消去される可能性もあるし、本体だってぶっ壊れる可能性もある。今動いてんのだって奇跡だからな。なあ、人間てのは、忘れっぽい生き物だから、言ってやっても悲劇を繰り返す。最初からそんな事を知らなければもっとだな。だから、お前さんがそれを、ここで何があったか教えてやってくれ。そして、お前さん達のその良い歌を今度は『歌を忘れた金糸雀』達に教えて……伝えてやってくれないか?かつてここには人がいて、笑って泣いて歌を歌っていたって事を。お前さんのマスターもきっとそれを望んでいる。こんな優しい歌を作る別嬪さんなんだからな」
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兄さん、マスターの最後の言葉を思い出した。肯いてみせる。
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「マスター、俺、ちょっと出掛けて来ますね。みんなに貴女の旋律と言葉を伝える為に。だから、ちょっとの間だけ待ってて下さいね。……行って来ます」
「なあに。お前さんが戻って来る頃には、別嬪さんに似合いそうな花で溢れてんだろうよここも」
   ↓
他のみんなも回収で出発。



そんな訳で、温暖化怖いね温暖化。「デイ・ア●ター・ト●モロー」的な状況で生き残りマスターさん達がってのも考えましたが、悲しいのはめーなのよ。因みに機械遺産と世界遺産かけてます。DVDの大川さんな大佐が出て来るシリーズが好きです。

そして、只今言えない様な恐ろしい時間なのですが、ピアプロさんに投稿されている方とかいらっしゃって「大丈夫ですか?眠くないですか?倒れてしまわれますよ」って感じです。私は脱落です。眠い眠い眠いzzz

にしても、自称文字書きなくせに文章も下手って致命的☆って感じですね(滝汗)
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