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かいとかいととみっくみっくにされました。只今、喋リク企画進行中です。拍手からリクどうぞ。
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spicanyoo
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KAITO兄さんの偽マスター
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へたれ文字書き・落書き
自己紹介:
このボカロ好きな不思議な生き物はまだ、日本の何処か……ド田舎ら辺にひっそり生息しているらしいですよwただいま、喋リク受付中



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20XX年 年末

 

KAITO「そんなの、納得行かないから!」
MEIKO「うっさいわね、バカイト。少しは落ち着きなさいよ」

KAITO「でも、めーちゃん。これが落ち着いていられる?」
ミク「良いってば、お兄ちゃん。私はもう納得してるんだから」
MEIKO「張本人のミクが納得してるんだから、私達がとやかく言う事じゃないでしょ?」
KAITO「だけど、マスターの作品の出来もミクの歌い方も最高なんだよ?あの放送局のプロデューサーさんも『今年は行けるかも』って行ってたのに。それなのに、このスポーツ新聞のコメントの『ウチの番組の賞は伝統のある物だから、作り物―VOCALOID-は出せれない』って、納得行かないから!」
レン「ミク姉のCDの方がよっぽど売れてる歌手もいるのにな」
リン「うん、お姉ちゃんの方が上手いのにねー」
レン「案外さ、『機械』のオレ達に抜かれるのが怖いのかもしんないね」
ミク「そういう事じゃないと思うの。私の歌なんて、まだまだだし。それに別に私は出なくても平気だよ?元々、最初から選ばれるなんて思ってないもん」
リン「そんな事無いよ!ミク姉、いっぱい売れてたし、テレビにもいっぱい出てたもん!」
KAITO「……やっぱり、TV局に抗議して来るよ」

MEIKO「だーから。落ち着け、この馬鹿☆」(ゴスッ)
KAITO「めーちゃん、いきなりグーは痛いよ~」
ミク「大丈夫?お兄ちゃん」
MEIKO「アンタがあんまり馬鹿で分からんちんな事言うからよ」
KAITO「あう?」

MEIKO「そんなの、一番辛いのは張本人のマスターとミクに決まってんでしょ。その本人達が良いって諦めてるんだから、アンタがとやかく騒ぐ事じゃないでしょ。それに、アンタは騒いでTV局に殴りこむだけだから良いわよ。そんな事して、後でミクがどうなると思ってるの?それこそ、週刊誌やワイドショーに『初音ミク、兄を使っての売名行為』だの『自己アピール?そんなに出たいのか』とか好き放題書かれるのよ?!そんなスキャンダルの時点であのTV局的にはアウトよ。それに、確実に決定下したTV局のお偉いさんには目付けられるだろうし。アンタ、自分の可愛い妹分がそんな好奇の目にさらされたり、ましてや、あのTV局から仕事干されても良いと思ってるの?」
KAITO「あんな分からず屋のTV局には用は無い!それより、ミクのプライド傷つけられた方が問題だ」
ミク「いや、私は別に……」
レン「そうは言っても、あのTV局の仕事、結構デカいんですけどー」
リン「アタシ達にも時々、回って来るよねー」

KAITO「そうだけど~。ミクはそれで本当に納得してるの?」
ミク「うん、仕方無いよ。やっぱり、皆で今まで頑張って作り上げて来た物を壊されたくないって気持ちも何となく分かるもの。そこが人間だけの居場所で、私がその中に入ると邪魔だって判断した人がいるんだったら、仕方が無い事だよね、多分」
KAITO「だけど、俺達にだって、心や気持ちはあるんだよ?それを全部否定されたかの様なこんな選ばれ方して。本当に納得行くの?」
レン「そうだよ!VOCALOIDは凄いんだって、アンタらが『作り物だ』って、馬鹿にした奴らはこんなに凄いんだって、人間にだって負けてないんだって所見せてやろうじゃん。な?ミク姉」
ミク「……あう」
MEIKO「アンタ達ねぇ!ミクが我慢してんのに……」

がくぽ「まあまあ、MEIKO殿もKAITO殿もレン殿も落ち着くで御座る。それで、ミク殿。ミク殿はどうなるのが一番望ましいと思っているで御座るか?拙者達、その様に動くで御座るよ」

ミク「……私は、皆と一緒が良い」

リン「ふぇ?」
KAITO「ミク?」

ミク「そんな選ばれなかった賞とかどうでも良いよ。それよりも、私の為に本気で怒ってくれたお兄ちゃんやレン君やリンちゃん。心配してくれてるお姉ちゃんやがくぽさんやマスターと一緒に年越し出来るんだから、それだけで嬉しいよ」
MEIKO「ミク……、アンタって子は。嬉しい事言ってくれちゃうんだから」
リン「ミク姉」
ミク「ね?皆でおコタ入ってミカンとかお蕎麦食べようね。あ、お兄ちゃん。私のお蕎麦、ネギ多めにしてね♪」
KAITO「……。分かった、丼一杯に刻んどいてあげるよ……」

 

大晦日当日―。

 

ミク「はれ?皆、何処行っちゃったんだろ?そろそろ、除夜の鐘始まっちゃうのに」
KAITO「-そこのお嬢さん」
ミク「お兄ちゃん?どうしたの?皆は?」
KAITO「あー、皆はちょっと。それより、良かったら、俺と一緒に出掛けないか?」
ミク「?今から?初詣なら、明日、皆で行くよね?」
KAITO「良いから、おいで」
ミク「???」

KAITO「……ゴメン、遅くなった!」
MEIKO「このバカイト!もう少しで始める所だったわよ」
ミク「???」

司会『たった今、KAITOさんに連れられて、初音ミクさんが到着しました!これで、主役が全員揃いましたね。マスターさんもスタンバイOKですね?それでは、歌って戴きましょう!曲名は……』

ミク「……へ?」
KAITO「あのTV局が歌わせてくれないってのなら、他の局の裏番組にお願いしちゃおって、ね」
がくぽ「KAITO殿の提案で、MEIKO殿が局の偉い人に頭を下げてくれたので御座るよ」
MEIKO「これでもミクに隠すの、大変だったのよ?」
KAITO「ミクがさ、一緒にいたいって言ってくれたの、嬉しかったから……」
ミク「お兄ちゃん……、お姉ちゃん」
リン「アタシ達は何も出来なかったけど、今日、一生懸命、ミク姉と一緒に歌うね♪」
レン「ほらほら、主役の一人が泣いてる暇無いんじゃないの?」

ミク「うん!」

―その翌年のスポーツ新聞には、その前年の年末、あるTV局の放送した生放送が他のTV局を一時的に押さえ、瞬間視聴率1位になったとの見出しが躍ったのだった―





某赤と白の対決の候補者に初音さんの名前が無くてむしゃくしゃしてやりました。今は反省してると良いなぁ(他人事の様な遠い目)

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